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2012/10/07

Spent all the money on the champagne bath !










The Jazzual Suspects - This Beat




8月の暑い日に、確か東十条の駅の近くだったと思う。裸足のばあさんが泣きながら歩いていた。
ばあさんの衣服は汚れていて、肌は垢黒く、道行く誰もが ばあさんから目を背けていた。ばあさんは、何かごにょごにょと声を発しながら、僕の目の前を行き来した。よく聞くと声は「泣いていても、誰も助けてくれないんだから・・」と言っていて、
時々、青く高い夏の空を仰いで泣くので、僕は思わず感動してしまった。


僕は気合の入ったホームレスを見つける度に、勝手に「かわいそうだな」なんて思わず、
きっとこの人は、その昔に、社会的に成功して、デカい家にゴージャスな車を並べて、街の全てのクラブやバーでド派手に酒を飲んで、あらゆる種類のドラッグをとことんキメまくって、あっと言う間に金を使い果たす様な遊び方をしたんだと思う事にしている。


写真のばあさんは、信濃町駅の近くのホームレスで、僕の以前の通勤ルートに住んでいるので、彼女の事はよく見かけていた。今年の夏、蝉の鳴き声が最高潮に達した ある日、信濃町駅近くのコンビニに寄った後、歩道橋を渡っていた時、律儀に敷物の上に腰を下ろした ばあさんが僕に「すいません、」と声をかけた。僕が立ち止まると、ばあさんは笑顔で「食べ物を買わなくちゃならないから、100円下さらない?」と言って隙間だらけの歯を見せ、僕は100円を手渡し、写真を撮らせてもらった。ばあさんは少し髪を整えた後、カメラを向けると目だけ逸らせた。                                           









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