mag

mag

2013/02/07

Stinky Finger













sukiyaki















ある種の人達は初恋の影を追い続けるものだそーですね? 今日も引き続き、吉祥寺の猫事情メモリーズですよ。

それでですね、街角の各ブロックでは1年に2回くらい、あちらやこちらでボスの子供が生まれてくる訳です。 あの頃、僕が働いていた店の前はアスファルト敷きの空き地で、そこに居た雌猫にも3匹の子猫が生まれました。黒いのと、グレーのと、黒ブチのヤツで、ブチは生まれてからずっとプルプル震えてて、目もちゃんと開かなくて、牛乳をくれてやっても飲んだり飲まなかったりで、 周辺の猫フリークの間ではブチは大きくなる前に死ぬだろうと思われていた。


少し経って、なんとか生きていて、少し大きくなったがブチは、しかし、とてもニブかった。 母猫について塀の上を歩くのだが、しょっちゅう落っこちそうになるし、ドブに落ちたのか?ゲロに滑って転んだのか?ある時からブチだけやたらと臭かったりする。 他の2匹の兄弟も何となくブチを小バカにしてる感じで、おまけに顔や体の白と黒のブチ具合も どーにも不細工なのである。


猫好きの人なら、そんなに定期的に猫が増えるんなら、街中が猫だらけの猫天国になるはずじゃねーか!?とワクワクするかもしれないけど、そーはならないのは、時々役所の人達がやって来て片ッ端から捕まえて虐殺するからである。同じ様な野良人間は不思議と捕まえられたりしないのである。 これは不公平なので、僕の正義感がメラメラと燃えて、子猫たちが自分の運命を正しく切り開ける様にと、人間の恐ろしさを教えてあげる事にした。 具体的には子猫と目が合った時に突然奇声を発してみたり、子猫たちが母と一緒に油断した時を狙って、僕が全力疾走で追い上げる。そーすると、子猫たちはアスファルトの上をマリオカートみたいにドリフトしながら逃げて行ってかわいいんだけど、何時もブチは他の子より2テンポくらい逃げ出すのが遅い。


ところが周囲の暇人たちの予想を裏切って、ブチは1年経っても捕まる事無く元気に生きていた。体も大きくなって、塀の上もシタシタ歩けるようになった。 調子に乗って空き地に停まっている車のタイヤとフェンダーの間に弧を描いて寝る 粋な技 も覚えたのである。 その春の事、店の外から女の悲鳴が聞こえた。僕が野次馬心で外に出てみたら、向かいの空き地で、ブチがピンサロの女の子の軽自動車に踏まれ、潰れて死んでいた。 女の子がオロオロしてると、2軒隣のピンサロからスーツを腰履きした奴が2人走ってきて、モタモタしてから箒とゴミ袋で片付けをしていた。どーにもね。僕はそれ以来、不細工な模様の猫ほど可愛く見えるようになった。あれから8年ほど経って僕が働いていた店は変なメイド喫茶に変わり、ピンサロはいつの間にか閉店していた。










お好み焼き さくら亭












クラフティー at 原宿

























Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...