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2013/08/30

Uncle Cupid







家の近所には、ニルバーナのTシャツを着てるおばちゃんと、

ガンズ&ローゼズのTシャツを着てるおばちゃんが、よく犬の散歩をしているんだけど、

どーみても、音楽を聴いている様には見えないから、子供の着なくなった服を着てるんだと思う。

ほいで、そんな人は特に珍しくも無い。



ところが、このおじさんの帽子がよ!おぉ、リアル・デッドヘッズや!!

と、時々、本物を見つけると、僕はテンションがボヨーンと上がって、

思わずスパイのように写真を撮ってしまったんだな。








Extreme - Cupid's Dead








以前の仕事で、度々、70歳代 前後の人のお宅に伺って、話をする事があった。

殆どの場合は、当たり障りの無い会話をするんだけど、

おセンスのいい家に行くと、ビンテージの家具やインテリアや、かばんや、服やの話になったりして、

「かっこいいーですねー」 なんて言って、とても話が盛り上がったりして、すると時々、

「60年代って時代はね、本当にキラキラしてて、エネルギーが溢れてて、いい時代だったんだよ」

なんて話を2度ほど、違う場所で聞いた事がある。 なんとも羨ましい話だよね。



なんたって、僕らの育った日本の90年代は、どー考えても残念な時代だったからな。

ところで、今の時代はどうなんだろう?興味が無いと、本当に分からないものですね。







2013/08/27

Rhinoceros Beetles












Paul McCartney - Live and Let Die



一般的に、ローリング・ストーンズはゲットーの不良で、

ビートルズは良家のお坊ちゃん達だと思われてるみたいだけど、


実際は逆、ストーンズは中流家庭出身者たちで、

ビートルズのメンバーは、イギリス社会の底辺で育った人達。



全盛期のビートルズは、ツアー中、酒飲んで、ドラッグをキメまくって、

泊まるホテルとゆーホテルを派手に破壊しまくったそーである。



中でも、最もやんちゃであったポール・マッカートニーは、その功績が国に称えられ、今や伯爵や。

ポール伯爵が、日本のホテルをぶち壊しに来日や。









































ヒッチハイクしてたカブトムシを拾ってドライブしたら、

大はしゃぎで、ギチュギチュ言いながら、もがいていた。

その姿が何だか、夜な夜な悪い願い事をする呪術師みたいだった。


一寸の虫にも五分の野望がある様ですね。











2013/08/20

Let's Fuck in a Car













THE MUFFS - I Don't Like You











とある日の事、バンド好きのモモクロ・マンである本多さんは上機嫌で話しを始めた。

話しとは、本多さんの彼女が、必死に500円貯金してたり、

ペットボトルのキャップを集めていたり、時々、1週間くらい風呂に入らなかったり、

いきなり、1日に6回くらい舌を磨いていたり、チョコレートをつまみにビール飲んだり、

ちょっと、変わってるんですよ!ってな内容であった。



その場にいたもう一人が、「まぁ、本多さんも変わってるからね!」

なんて事を言い、宴もたけなわな感じになった時であった。



少し離れたところに立っていた、藤原さんが口を挟んだ。

「いや、本多は普通だよ。いたって普通。」

藤原さんは無表情であった。

本多さんは少し動揺した後、ムっとした。




後日の事である。

本多さんは僕に愚痴り始めた。



本多 「なんか、あの人って、常に何か食ってるっすよね!肉とか、」

僕  「確かに、兎の様にね。」


本多 「あの長髪、天然じゃなくて、パーマかけてんですよ!美容室で、」

僕  「あらまぁ、美容室で?」


本多 「それに、他人には興味ありません~。みたいな顔して、

めちゃめちゃ、他人の話とか聞いてんすよね!ほんと、」

僕  「いやはや、シャイの極みですねぇ。」


本多 「あの人、時々、チャリで高井戸の家から長野とかまで行くらしーっすよ!

一人で、「はぁはぁ」 言って、」

僕  「そりゃ、変態だ、そして

いつも仕事帰りは全速力で新宿から杉並まで帰るらしーですね。」

本多「それで前に帰り道に車で轢かれて頭6針縫ったのに、」

僕「バカは死ぬまで直りませんからね。」


本多 「もしかしたら、あの人、ゲイなんじゃないかなぁ?

よく、新宿2丁目のカフェに行くって言ってたし!わりと、」

僕  「そー言えば、ミッツマングローブと友達になりたいって言ってたね、

徳光和夫みたいな顔して。」

本多 「あと、男にボディータッチするっすよね?

よく、「オス!どう最近?」とかいいながら、でも無表情。みたいな、」

僕  「確かに、セクハラ裁判したら勝てる気がするよね。」


本多 「そーそ、大体さ、小さいプロレスラー体系で、小力(こりき)ってあだ名で呼ばれてんのに、暗いよね!あの人、」

僕  「まったく、勿体無い。宝の持ち腐れとは?だよね、

自殺すりゃーいいのに。」


本多 「しかも、新海誠のアニメと萌え系のアニメとか、

超絶好きみたいっすよ!あの顔で、」

僕  「本多さんも、モモクロが大好きだけどね、その顔で、」


本多 「・・・・。」

僕  「・・・・。」


本多 「よく考えてみると、あの人は変わってるなぁ。」



本多よ、新潟に帰りやがれ!































































2013/08/15

The Anniversary of the End of the War













ゆきゆきて神軍(1987年) 監督:原一男


ゆきゆきて神軍は、極左の奥崎謙三さんが、第二次世界大戦中の独立工兵隊第36連隊に従軍中にあった、軍部の不正や不義や、個人的な不満に対し、とてもエネルギッシュにお礼参りしていく姿を追ったドキュメンタリーの名作だよ。
具体的にどんな事をしたのかって言うと、天皇陛下にパチンコ玉を打ち込んだり、エロ写真に天皇の顔をコラージュしたビラをデパートの屋上からばら撒いたり、従軍時代に不正を行った上官を私刑する為に訪問した所、元上官が留守だった為、偶々、応対に出てきた息子を射殺して懲役13年。本人は 「ほぼ、悲願は達成できた!」 と、この結末に満足していたらしーよ。




こう言う話には、きっと、生まれながらに平和な世界で生きる人達が

どーのこーの言うべきではない領域があると思うんだよね。


家の死んだ じいさんは多趣味で遊び回っていた人だったんだけど、

毎年、正月の親戚の集まりの席では、どんな話をしていても、最後は必ず戦争の話をしてた。

話の途中からは、テーブルから椅子を引いて、椅子の上でカエルみたいに両手、両足を空に広げ、

海軍仕込みの大砲捌きを披露して、ずでーん!ずでーん!・・ずでーん!と、声を出して、延々と大砲が続いてたな。


たぶん、20歳そこそこの多感な時期の体験だからこそ、強烈なインパクトとして脳にこびり付いているんだろーね。

















































































なんでやねん!







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