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2014/03/09

Speak a Little Louder













Diane Birch - Copy Of A (NIN Cover)










tride 515



















テレビやラジオ等で、デビューしたてのミュージシャン達が、

「信じれば、信じ続ければ、夢は必ず叶う」

と、インタビュアーやファンに向けて力強く発言し、

1曲だけ売って消えてゆく背中を、

僕らは涙を浮かべて見送り続けてきた。

僕らの多くは、その言葉が好きだけど、本気で信じている人は少ないんだと思う。



高校生のころ、同級生が親と行ったアメリカ旅行のお土産に、

免税店でタバコを買ってきた。ソフトケースの赤いマールボロをカートンで、

それは、ナチュラル・ボーン・キラーズで、ジュリエット・ルイスがかっこよく吸ってたアメリカのマルボロ。

同じ味かと思ったら、日本で売ってるのとは違ってて、

とても甘い香りで、ビターなチョコレートみたいな味がした。



同級生の1人がベランダから、教室で少年ジャンプを読んでいたヨモチ君を手招いた。

そして、のこのこやって来たヨモチ君に、アメリカのマルボロを1本勧めながら言った。


「知ってっか?アメリカのマルボロには、少しだけどチョコが入ってんだって」

「・えぇッ!?マジで!?」


ヨモチ君は少し前に、販売開始当時(1886年~)のコカコーラには、

コカインが入っていたって史実を勉強したばかりだったので、顔を歪めて驚いた。

そしてヨモチ君は、ゆっくりとアメリカのマルボロに火を点け、肺に吸い込むと、

「あぁ、本当だぁ~。クラクラするぅー。」

と言って、ただのタバコで2時間ほどキマっていた。

僕らは、そんなヨモチ君を、まぬけな愛犬を眺めるように見守ていた。












しかし、それからもヨモチ君は、疑わなかった。

自分が乗っていたホンダの50ccジャズは、ハーレーにも見劣りしないと思っていたし、

親の車のブルーバードを、「ピュアなスポーツカーだ。カマロより速かった。」と言っていたし、

俺は流行の最先端、俺はかっこいい、俺はイタリアン、俺はリーダー、

そんな事を言って、バギーパンツの腹や腰にいつもモデルガンを挟んで歩いてた。


僕らはヨモチ君を信じていなかったけど、彼は自分をどんな時も信じ続けた。

今や彼は、電気工事屋の社長で、数人の社員に給料を払っている。


不思議な事に、リビング・レジェンドと呼ばれるようなアーティストや、

素晴らしい功績を持つ学者や、アスリート達の多くも、

自分の行動に疑問を持たず、我が道を神に与えられた使命の様に感じると聞く。

どうやら、信じる事からしか始まらないようですね。



チンコでかくなれ。

僕のバイク絶対に壊れない。

このあたりから、信じてみようと思います。
















higherground 06









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