mag

mag

2012/10/22

Before the Void





最近、まったく映画を観る気にならないんだけど、たまには何か観てやろーと思って、ツタヤに行った。
小1時間ほど腕組して、目がシバシバしてきたので諦めて帰ろうかと思った時、映画館に行こうと思って見逃していた
「エンター・ザ・ボイド」(2009年)を見つけた。




渋谷とか新宿?で撮影した様で、見た事ある街角が出てくるよ。




タイトルを直訳すると、「無に入る」?




何だか低予算な雰囲気を感じるが、監督のギャスパーは前作から8年間遊んでたみたいだからしょうがないね。




内容はチベット密教の「死者の書」の独自な解釈で、輪廻転生する話。
そんな風に言うとかっこいいけど、具体的には、死んで昇天する間に幽体離脱する時間があるから、その間にセックスしてる
男女を探して、その最中に光輝くマンコに飛び込めば、また人間に生まれ変われる!って・・・なんともファンタスティックだね。




主人公は早速、死んじゃうよ!




そして、幽体浮遊と走馬灯が展開して行くんだけど、全体的にドラッグトリップ的な表現なので、シラフで観てると飽きてくるよ。




キャラの環境設定も相変わらずで、妹と近親相姦していたり、友達の母親とヤッたりするよ。




時々、映画の話をしてると、「いえ、私は小説の方が好き!」とか言いきる人がいるけど、
好みの芸能人は?って話をしてる時に「げへへ、僕はアニメキャラの○○たん!」とか言っちゃう位、別モノだと思うな。




小説は「ストーリーと文字配列美」、映画は「ストーリーとカメラワークや色彩と音」。どちらが良い、悪いって言うんじゃなくて、
CDとDVDくらい別なメディアで、小説に適したストーリーと映画に適したストーリーも、別のモノだと思うんだけど、
世の時勢は、売れた小説が映画化される。映画化に栄えそうな小説が評価される感じだから、とても残念なんだな。




こーゆー表現を小説でやると、だいぶ間抜けだしね。




何はともあれ、ラストは妹の光る股に飛び込んでハッピーエンドだよ。




* * * * * * * * * * * * *




カルネ(1994年)



これが、ギャスパー監督のデビュー作。カルネ、カノン共に、父親の娘に対する偏愛の話。






カノン(1998年)



カルネもカノンも、僕が10代とか20代前半の頃に観たので、内容も映像もほとんど忘れちゃったし、うーん、変な映画だな。位にしか思わなかったと思うが、どちらか忘れたけど、劇中テレビの中で、ヒーローがワラワラ集まってきた大勢の悪役に、
寄って集ってヤラれてしまうのだけは覚えてる。 今観れば、また違った印象なんだろうけど、多分、観ないな。




* * * * * * * * * * * * *




アレックス(2002年)




この「アレックス」 は同じくギャスパー作品なので思い出して、以前に観た時、好印象な記憶はあるんだけど、
内容はほぼ忘れてるので借りた訳なんだけど、これがとても良い映画だった。




まず、モニカ・ベルッチが素敵。




内容は性犯罪者は殺してしまった方がいいんじゃない?って理念の基に、子供が出来たばかりの妻をレイプされた旦那と友達が、犯人のゲイ(ギャスパーはどーやらゲイが大嫌いらしー)を私刑するまでのストレートなストーリーが時系列逆転で進行していくよ。




見所は、殆どのシーンが、1シーン:1カットなトコ。  女子に人気のジャン・ピエール・ジュネ先生の「アメリ」の繊細で鬼の様な別ロケのカット数と比べると、超男らしい!  この電車のシーン好き。




カンヌ映画祭で上映された時は、レイプシーンが長過ぎて退場者が続出したり、ギャスパー映画を観てネガティブダメージを受けて1週間ほど立ち直れない人もいるそうだし、日本では基本的にギャスパー・ノエ=変態でしょ?と思っている人が多いが、
僕は多くの人が無視するタブーや矛盾をテーマに頑張って、まともな内容のある映画を作っている面白い人だと思うんだよね。




もし本当にただの変態なら、ラストにこんな色を使ったり出来ないと思う。






Gaspar Noe - アレックス





ギャスパー・ノエ

まぁ、見た目は変態でゲイっぽいね♪




Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...