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2015/01/22

Leave him Alone













Y.I.M / パンケーキ


























最近、ふらりと寄った大人のおもちゃ屋で、真剣な顔でバイブを選んでいるブスを見た。


「女を忘れさせてやるぜ♪」

そう言って彼は僕に手を差し伸べた。



トライアンフを突き詰めると、別体の500ccに行き着くように、

ハーレーに乗っていると、段々、サイドバルブが欲しくなるように、

女遊びを突き詰めて行くと、ピンサロや手コキに辿り着くって話を聞いたことがある。


そして旧車を偏愛し過ぎて、オープンバルブのバイクに手を出す人が現れる。

これは、そーゆー話なんだと思う。




「東海林君は夜、嫁をベットに誘ったら、嫁に鼻で笑われたらしーよ。」

「これだから女はな。テンガは鼻で笑わないぜ。」

「でね、オナホーラーって言うらしーんだ。」

「ほほー。」

「宮君は風呂場で洗って何回も使ってるんだって!」

「何度もか。」

「それで時々、風呂場にオナホールを忘れて、母ちゃんに見つかるらしー。」

「そー、何度もだ。」

「お前、ビデオボックス行ったことあるか?」

「テンガって最高だぞ、あそこのビデオボックスは防音だからよ、

テンガをボヒュ!ボヒュ!ボヒュボヒュボヒュ!!!っと心置きなくできるだろ?」

「家でボヒュボヒュやると、犬が寄ってきて、不思議そうな顔で見られるからな。」

「冷めるわー、それ。」

「いや、あのボヒュボヒュいう方が冷めるよ。」

「いやいや!」

「テンガ、最高だぞ!本物の女よりいいぜ!」



僕にはまだレベルが高過ぎて、理解できないが、

世の中には、セックスよりもオナニーが好きって男が少なからずいるよね。



それにしても、くそ野郎どもの皆さんは、女をモノとしか思っていないのかしらね?

さ、最低よ!



























2014/05/22

Tow Love















QP CRAZY/土人酋長






THE HOMARE BAND



























日曜日の夜に、ボブディランのラジオを聴いた。

農夫の老人の様な、くたびれた漁師の様な、しゃがれた声は深く響いて聞こえた。

その日は、エジプトの女王クレオパトラ7世が、紀元前70年の当時トレンディーであった

毒蛇に胸を噛ませるという方法で自殺したって話をし、ファンタスティックだねと言っていた。



8年ぶりに来日したローリングストーンズの、

ステージに立ったミックジャガーの体は、70歳とは思えない程に引き締まっていた。

その数日後、ミックの恋人であり、フャッションデザイナーで社長のローレンは自殺した。

豊かな国に住んでいると、必ずしも、豊かさ=幸せ では無い事を感じる事がある。



久しぶりに会った友達が、実は少し前に大恋愛をしたんだと語りだした。

愛とは、どれだけ血を流せるか?って事になっちゃった。てへぺろ。

とタカオちゃんは言った。



喫茶店の客同士で出会った2人はすぐに恋に落ちて、おデートを重ね、ファックした。

女はよく尽くしたが、度々2人はケンカをした。

1度目の別れ話の時に、女は車でガードレールに突っ込んだ。


タカオちゃんはこんなはずじゃなかったんですよ。と言った後、

あの女が俺の中の S心 をモンスターにしたんです。と続けた。

女は男に、自分の過去を全て知り、全て受け入れて欲しいと思うタイプであった。

タカオちゃんは前の男にDVされていた話を聞く度に、知らず知らずに高揚していた。

過去の男との関係のアラを探し、罵り、謝罪させ、ファックし、仕事も辞めさせた。

付き合いが続くうちに、彼女の姉や母、妹、彼女の親友が、彼女の異変に気がつき騒ぎ出した。

数度目の別れ話で、女は首を切り、頚動脈を露出させ、父親に背負われて病院に担ぎ込まれた。

母親が、「あんたは酷い男だよ。」 と、憎しみを込めた言葉を贈り、2人の関係は途絶えた。



それから1年ほど経って、タカオちゃんは最近では心を入れ替え、

新しい職場でチャラチャラと陽気な人を演じながら日々を過ごしているそうだ。

「でも、新しい彼女とファックしてても、最後までイケないんですよ。」 とボヤいた。

前の女からその後、インドのボランティア活動に参加し、

現地で知り合った日本人の男と婚約したとメールがあったそうだ。

タカオちゃんは、「なんか、まだ俺の中では終わってないんですよね。」 と言った。



愛とは、どれだけ血を流せるか?

その言葉を聞いて一瞬、

もしかしたら僕はまだ、本当に人を好きになったことがないのかもしれない?

と思ったが、、違うわ、アレは只の性癖だよね。

玉置浩二が青田典子をボコボコに殴りながら、

何故あんなに情に厚く、徳があり、愛にあふれる詩が書けたのか?

太宰治が本当はどんな事を思いながら人間失格を書いたのか?

目的を見失った先進国に住む僕らに必要なのは、

少しの金と、愛の奇跡だけなんだけど、奇跡は起きない事もあるんだ。














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