T友の会の人達の中には、S木さんにお世話になった事があると言う人が少なからずいるはずである。
当然、「いやぁ、S木さんって、親切でとても良い人ですね?」なんて声もよく耳にするのだが、
ノン。ノン。それは大きな間違いで、S木さんは極悪人である。
やぶさかではありますが、どれ程悪いかを具体的にお話すると、
○老人と肩がぶつかれば、握りっ屁を鼻先に押し付けますし。
○子供が視界に入れば、おやつを山ほど与えて、コロコロに太らせます。
○ホームレスを見れば、身包みを剥がしますし。
○オカマがそこにいれば、愛用の髭剃りを叩き壊し、尻に地獄突きをお見舞いしますし。
○飼い犬をみつければ、綱を切り、門を開け放って迷い犬にするのが日常茶飯事なのです。
※その日の昼食時にも、同席していたN村さんの注文を間違えてカレーを持ってきたロイヤルホストの女子店員(ボイン)のお乳を抓り上げ、慌てて飛び出してきた店長のチンコを蹴って倒しました。
※注)画像と本文は関係ありません※
その日、S木さんは不機嫌マックスで登場しました。
「ったく、朝早くに集合かけやがって、ズボン刈るぞコノヤロー。テメーら全員パンツ一丁で走れや!」
※注)画像と本文は関係ありません※
「ちょっと、ズボンを刈るのは待って下さい。自分で脱ぎますから!」
東幹久を過剰に意識した口調で I葉さんはズボンのベルトに手をかけました。
※注)画像と本文は関係ありません※
「黙ってろ、この変態ヤロー。いいか?俺が言いたいのは、今年の春は、白いオーバーオールで決まりだろって事だ!解ったら、テメーのパンツにメモしとけ。」
「尾山台スタイル」
世事に疎い方々の為に説明しよう。
S木氏は昨年より私財を投じてスズキホワイト・オーバーオール(以下:SWO)を推進するキャンペーン活動を行ってきたのである。その「SWO」スタイルは練り上げられ、精度を増し、
ヘルメット: ※ホワイト※
サングラス: ※ブラック※
ジャケット: ※ブラック※
オーバーオール: ※ホワイト※
ブーツ: ※ブラック※
バイク: ※ブラックにオールペンするべし※
のゼブラ・スタイルへと変貌を遂げ、神戸スタイル(ロードランナー)へのアンサー(答え)として、
「尾山台(世田谷)スタイル」
を確立させたのである。
「神戸スタイル」
※注)画像と本文は関係ありません※
ちなみに流行に敏感な「おじさん系アイドルユニット」レペゼン群馬のリーダーであるHさんは流石。いち早くステージ衣装として「SWO」を取り入れていましたし。
※注)画像と本文は関係ありません※
広域指定である同アイドルユニットのメンバー I井さんも勿論、銀座のテーラーへ「SWO」の注文を済ませています。
※注)画像と本文は関係ありません※
上記アイドルユニットの追っ駆けであるS川さんは、近々めでたく無職になるのでそれどころではありませんが、
※注)画像と本文は関係ありません※
オシャレに積極的で、この程、タイでキンタマ除去手術を済ませて帰国したM本くんは、当然、某Yオークションにて「SWO」を見つけ、入札クリックしている訳です。
つまり、オシャレ意識の高いロンドンやパリあたりでは、猫も杓子も「SWO」で決めているのに、未だに色付きズボンでウロチョロしているT友の会会員達を見兼ねたS木氏が遂にズボン刈りを始めたのである。
「ちったー解ってんのは沖野くれーのもんだな。」
「俺を怒らせたら、大したもんだよ。まったく・・」
「他の奴らは全員・・・」
「ジャガイモだぜ。」
- エンディングテーマ -
Doves - Black and White Town
※本編は、映画ブラックスワンよりインスピレーションを受けて制作されたフィクションであり、実在の人物、団体、事件などとは、少ししか関係ありません。※
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