mag

2018/12/23
2018/12/01
Take a Pee at Brixton
Childish Gambino - Feels Like Summer
僕は霊的な存在を肯定する派のマザーファッカーである。
スピリチュアルの歴史はとても長い。
前にも書いた気がするが、フロイトもユングも元々は
心霊やオカルトの研究を進化させて心理学を派生させたって話だ。
残念ながら僕には霊感のセンスはゼロだが、
確信に近く悪霊の存在を認める理由は簡単なのだ。
現実は小説よりも奇なりと言うように、
凡庸な人間の想像力が、ゼロから何かを生み出す事は皆無だ。
つまり想像で脚色は出来ても、事実が無い事などを想像で生み出す事が出来るのは、
100年に1人の天才だけで、例えば天才が想像の独創的なオリジナルな言葉を発したとしても、
聞く方が理解出来なければ、誰にも認識されないのである。
少し前だけど、前川さんが占いに行くって言うので、
オレも連れてけと言ったのだ。
当然、霊感占いである。
タロットじゃなきゃイタコでもユタいいのである。
僕は奇抜なメガネのよく喋るおばちゃんの霊感占い師に問うた。
八嶋智人によく似たおばちゃんは僕の左肩に頷きながら答えた。
八嶋「あなたはね、もう人間で400回くらい生まれ変わってて、大抵のことはしてるから、まぁ、落ち着いてきてるわね。」
ぼく「ほほー、」
八嶋「商売はだいたい飲食店を経営しててね、守護霊さんが、もう飲食業は飽きたって言ってる。」
ぼく「なにそれ?」
八嶋「1つ前の前世は、そば屋だったね。大して儲かってない。」
ぼく「どう言うことだ?」
八嶋「うん。手堅いのはわかってるが、ウンザリだって。」
ぼく「左肩のやつがそう言ってるのかい?」
八嶋「言ってる。」
ぼく「・・・」
八嶋「そろそろ時間だけど、延長する?」
2018/11/27
Let's meet up at King's Cross
Nulbarich – ain't on the map yet
その昔、家族でアメリカに行った事があるんだけど、
着いたその日に、うちのおかんは「あー、味噌汁飲みたい」と言った。
僕は欧米ナイズドされているので数週間は和食を欲しない。
イギリスの飯は不味いって事になってるが、うちのおかんの飯も不味いのでへっちゃらだ。
ところが、数日目に無性に日本語の音楽が聞きたくなった。
もー、無性にって具合で。
そう言えば、古いお友達が当時、東南アジアでバックパッカーをカマして帰って来た時、
まー、日本語のマンガが読みたくて読みたくて、
帰国してから貪るようにマンガを読んだって言ってたな。
そう言うもんなんだね。
Horizaru Tattoo aka EN
お世話になっております◎
2018/11/10
Afternoon Snack at TowerHill
SOUTH INK TATTOO
The Avalanches - Because I'm Me
Vale Lovette Tattoo
ヒースロー空港に着いたのは既に暮れていて、
僕は17時間ぶりのニコチンを欲して、ディーラーを探すジャンキーの様に喫煙所を探した。
Stef Bastian Tattoo
喫煙所には、ウィズリー・スナイパーが実は密かにバービー人形を集めているんだよね、、
と言いたげな顔の様な黒人と、
私、もう、10年前だけど、
ジュリア・ロバーツと、少しお色気テイストのホームドラマのオーディションで最終選考で競い合った事があるの。
みたいな白人の女が、原始時代のタバコを肺の奥まで、代わる代わる吸い込んでいた。
YELLOW BLAZE Shigeさんや!
シゲさんはもともと、ハーレー屋でメカニックをしていたそうですよ◎
Shaun Topper Tattoo / Beau Brady Tattoo
僕は吸い殻を投げ捨てて、空港の地下から電車に乗りサウスケンジントンってとこで降りた。
ケチな僕にしては珍しく、ヘイ!と手を上げてタクシーを止めた。
タクシーの運転手は、ダスティン・ホフマンがホールケーキを勢いで丸々食べちまって、
美味しいんだけど、気持ち悪いなぁ、みたいな顔で行き先を尋ねてきた。
Seven Swouds Tattoo
僕の1泊目の宿はパブラブ@ザ クラウン バタシーって名前のとこだった。
タクシー代はチップとあわせて20ポンド、パブラブ@の宿泊費は1泊18ポンドくらいだった。
受付はパブになっていて、カウンターにはトビー・マグワイアがついさっきの事だけどさ、
エマ・ワトソンそっくりの女が目の前でチャリでコケて、パンツ、モロに見ちゃったよ!
いや、もー、ほんとラッキーすけべ♪
みたいな、それは嬉しそうな気のいい笑顔の奴だった。
Seven Doors Tattoo
ヨーロッパ作りの扉の奥にはキシキシ言う階段があって、
赤い絨毯の部屋には、イケアで揃えたような2段ベットが4台ほどあった。
真ん中のベットの下の段に、スタンド・バイ・ミーの頃のリバー・フェニックスが、
やべーよ、今日は朝からお腹の調子が悪いのに、白のデニム履いて来ちゃった、、
みたいな顔の少年が腕を組んで座っていた。
僕は、リバーに「ハ」と「ヘ」の間の発音で「ハイ」と挨拶をした。
フェニックスは、それどころじゃねー。今にもうんこが漏れそうだ。と言わんばかりに僕を無視した。
Three Tides Tattoo
多分、リバー・フェニックスは家出中で、スタンド・バイ・ミーして欲しいはずなのだが、
彼が求めているのは僕ではない。
よく非行少年、少女は寂しさ故にやさぐれているのだから、
周りの大人は彼らに手を差し伸べるべきだと言い出す間抜けがいる。
それは不良少年少女への冒涜である。
誰にでも股を開くビッチな訳じゃないのだ。
白人、黒人、ヒスパニックに黄色人種、金持ちに貧乏人にナンパにジャンキー、
バイカー、ネットサーファー、コスプレイヤー、ミュージカル劇団員に、将棋名人とか、
肌の色だけでなく、人種の壁は何重にもあるもんだ。
僕は床がヌルヌルの3つ並んだシャワー室で、体の油を洗い流した。
下に降りてパブで、見たことのない銘柄のフルーティーなビールを飲んで眠った。
朝起きると、僕の寝ていたベットの下の段には、
ケビン・ベーコンが歯に陰毛が挟まって取れねー、、
みたいな寝顔の白人が裸で大きなイビキをかいていた。
登録:
投稿 (Atom)