わぉ、船のエンジンや!
Mom - Ghost Work
小型船舶の4気筒エンジンが捨てられてフジツボまみれや、
盛り上がるわいなー!
ここは福岡県の志賀島って陸続きで渡れるとこへ続く道の手前の方、
柵の間から入って桟橋から軽く海に飛び込んで入り、
戻る時は海にエンジンが1/3浸かったあたりから
ぅおりゃぁー
と言いながら引き吊り上げて帰る。
そのビーチの名は無い。
夏場でも殆ど人はいない。
その代わり、色んな種類の鳥がいる。
カラスの罠があって、鷲みたいな奴も群れでいる。
最高だ。
タイヤは純正のトレールタイヤなんでイマイチなんだよね、
ピレリのスコーピオンを入れたかったんだけど、
ナップスで頼んだら断られた。
残念だ。
サボテンもいる。
いっぱいいる。
ペヨーテではない。
真夏は砂漠を旅してる気分になって蜃気楼。
人がいないって事は、掃除をする人もいないのだ。
当然ゴミだらけである。
これこそが人間世界の自然なのだ。
汚ねービーチだが、この感じは嫌いではない。
バイクも街もゴミだらけで汚い方が味があっていいと思うところがあるのだ。
今現在、僕が住んでいる街はくそ汚い。
各交差点には公共のゴミ箱が設置してあるのに
ゴミだらけだし、どこからともなく小便の臭いがして来る。
多分、僕が理想としている雰囲気の街並みだ。
当然、2階のアパートなんだからゴキブリが次から次へと遊びに来る。
きっと、糞みたいな人間がいるから、
多分、自分は少し違うんだと思いたくて、
僕はかれこれ15年ほど蚊以外の殺生を殆どしていない。
ゴキブリも基本はキャッチ&スローアウェイしてた。
人も虫の命も同価値として扱う事で、
人間などは特別でも何でもないと思っていたかったんだ。
新生活に思いっきり夏が来て、
しかし、あまりにもゴキブリが多すぎてムカついていた。
昼でも夜でも、風呂でも、パン焼き機の中にも、冷蔵庫の中にさえ、
そしてキッチンの台は何故か奴らをカモフラージュするような
金や銅のフレークが入った大理石なのだ。
ムカつくのだ。
四六時中、チョロチョロしやがって、、、
そんなある日、テーブルの上のティッシュの箱を持ちあげたら
ブリ達の巣みたいに数匹が団欒していたんだ。
気が付くと僕は奴らを殺しまくった。
最初こそそれらしい理由を考えたりしてみたが、
その後はひたすらに、
少しの喜びと、悲しさを伴いながら、全力で殺した。
まるでナチスがユダヤ人を憎みまくったように、
なんの罪も無いゴキ達を、
潰して、焼き討ち、水攻めし、時には洗剤BCで、
冷蔵庫の扉の金具の隙間に巣を見つけた時には
アルコールを霧吹きしながら火炎放射して虐殺した。
小粒のと、2㎝くらいのミドルサイズの奴らまでは素手で殺せるようになった。
これだから、人間の言葉や想いなどは信用できないのだ。
綺麗事と気が付かづにいた自分の思想にもムカついた。
ナインティーン ナインティーン スリー
ムカついたー、おー、ゴキに夢中ぅー
夏の日の2020である。
そして時々、人恋しくなるんだな。
寄生獣みたいじゃ。
広い砂浜では部活動をするよ。
ナスカの地上絵を目指して、
汗だくで練習するんじゃ。
あ、世捨て人の家や!
結構、ご立派な家ですね。
だいぶ人里から離れているが、
こんなところにいて、食料は確保できんのだろうか?
こことは別に糸島の方の山の中でもホームレスの家を見た。
ブルーシートの段ボールハウスだったが、家の脇にママチャリが置いてあった。
いや、かなり急な斜面に落ち葉だらけの獣道を
ママチャリは無理ではないのか?
世の中上には上の生活があるのだ。
ワカメゾーンはめちゃくちゃ滑る。
直線で走ってるのに、少しでも躊躇すると車体がダートのコーナーみたいな角度になる。
夏のワカメマジックなんだね。
でも、お土産を貰ったみたいなほっこり気分になるんだな。
幸せですね◎