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2015/06/10

Friends Come and Go. That's the Beauty













Nine Inch Nails - The Perfect Drug



















この人は、人体改造の趣味があるみたいで、どーしても指を切りたくなって、

薬指を紐で結んで1ヶ月放置して、壊死させて、病院行って切り取ってもらったそーだ。

その衝動と、情熱、素晴らしきこと、天災の如し。















僕が十代の頃に働いていたガソリンスタンドには勤続19年なのに平社員の カミムラ タケシ というおっさんがいた。

愛車はピカピカのトヨタの スターレット KP で朱色のやつだった。

マニュアルのシフトをチャンジする時、ギアを入れる前に左右にクリクリする癖があって、気持ち悪りーんだ。

カミちゃんはスキンヘッドにギョロっとした目で、ウミガメみたいな顔で、当然、嫁も彼女もいなくて、バカだった。

ほいで、「筋トレが趣味で、柔道2段です!」 と、新人のバイトが入る度に自己紹介していたけど、

20歳そこそこくらいの歳の元気なバイトに、ジャイアントスイングで振り回されて、

しょっちゅうガソリンスタンドの硬いコンクリートに放り投げられて、遊ばれていた。

タケシは給油した客を、オーライ!オーライ!と言って誘導しながら車道に飛び出して、

車に轢かれた事が2回。タケシのオーライ!を信じて出た瞬間に衝突事故を起こした客、僕が知るだけで1人。
















「尿道にマッチ棒を出し入れしてオナニーすると、超気持ちいーんだぞ。

なんだ、知らないのか? 林はまだまだ子供だな。がははははは。」

44歳くらいだったカミちゃんは時々、そんな類の発言をした。僕は実際まだ子供だったから、

大人のオナニーがどんなもんかは、想像する気にもならなかったんだけど、

お気に入りのキャバ嬢の家を探しだして、ストーキングしてたり、

愛車のKPには無線機が搭載されてて、夜な夜な盗聴パトロールをしてるよーだったし、

こいつがシャバでのうのうと暮していていいもんか?と思うほど、カミちゃんはまともじゃなかった。
















それでも僕らは仕事が終わったあと、コンビニで酒を買って、ガソリンスタンドの小汚い事務所で仲良く飲み明かした。

普段はバイトの子供たちに舐められないように、全力でかっこつけてるので、つまらないヤツなんだけど、

酒を飲んだカミちゃんはとても陽気でファンキーになった。



その日も、いつもの様に大騒ぎしながら、気が付けば時計は丑三つ時。

話す元気も無くなってきたころに、棚の上のだるまが僕の目にとまった。

直径60cmくらいのでかいヤツで、勿論、正月に買って片目だけ黒い状態で、

いつも、辛気臭い顔をしてるから、目障りなのであった。それでカミちゃんに言ってやった訳だ。


「おい、カミちゃん、あそこのだるまが、さっきからカミちゃんにガン飛ばしてるよ!」

「ヤバいよ、いやいや、だるまはヤバいよ。」

「でも、ほら、めちゃめちゃガン飛ばしてるよ。いいの?」

「・・・舐めやがって。この、だるまヤロー!」


そー言って、カミちゃんはでかいだるまをボコボコに殴って破壊した。

そこにいた全員が大爆笑だった。

次の日、カミちゃんは所長に呼ばれて、こってり絞ぼられていたな。















カミちゃんは今でも、三鷹の東八道路と人見街道の交差点のガソリンスタンドで働いているみたいだ。

僕は大人になったけど、それほど個性的なオナニーの方法を見つけられていない。

でも時々、夜中に、KPでパトロールしてるカミちゃんとすれ違う事があるんだけど、少しだけ官能的な気分になるんだよね。




2015/05/13

Infinite Hole












Javelin - Airfield







「うん。そっとね、まだ硬いから、ゆっくりほぐすようにね。そう。」

「はぁ、はい。」





「ほら。」

「あー、ぉお。」

「そうだ。ほら。できた。」





彼は典型的なNOと言えない日本人





彼は自分はまだまともだと思っている、普通の変態。






どうやら、肛門という場所は固いようだ。

2年ほど前、僕は高円寺のカフェのような、バーの様な、

所謂、公共の場で、風俗店に電話をしている男の中の男を見た。

男は2つの携帯電話をたくみに操作し、画面をスクロールさせながら、

「ん?チカちゃんは写真通りかわいいの?」

「太ってない?」

「アナルは?AFはOK?」

「ほんとに写真と違わない?違うの来たら追い返すからね。・・・そう?じゃあ・・」

男の向かいには、明らかに動揺して座っているカップルが、男の様子を気まずそうに伺っていた。

男は向かいに座っているカップルに、まるで公園に集う鳩でも眺めるごとく、時々、目をやった。
































高校の同級生で最もプレイボーイだった原君は、卒業を目前にして女100人斬りを達成した。

僕は原君がもっ凄いブスと一緒に歩いているのを何度か見た事があった。

あの、目の前のモノを何でも食べる精神は、最早、目標に向かってストイックに修練するアスリートの様だった。






そんな、原君は十代の終わりの頃、とうとうアナルセックスを経験し、

「いや、もー、ちんこのカリ首にウンコがぎしりついて、大変だったよ!」

と、とても満足そうに語った。






映画イージーライダーでジャックニコルソンは、

アメリカ人は自由を語るのは好きだが、

本当に自由な人を見ると怖くてしかたがないんだ。

と、語った。






僕は原君のせいで、未だにアナルが怖い。

そして、気が付けば、老いも若きにも、良にも、クズにも、僕にも、原君にも、

春が平等にやって来た。






少しだけ、変な事をしてもいい春がね。



2015/02/19

Count me in













Toots and The Maytals - Louie Louie


































その昔、寺山っておっさんが、

「書を捨てよう、街へ出よう。」 と言った。


今や世界の携帯電話普及率は101.7%となってて、1人が1台以上持ってるそーだ。

その内スマートフォンは36%くらいで、

スマホを持ってる人の平均使用時間は6時間。

って事は、僕はせいぜい1時間くらいしか触らないから、

僕の分を、誰かが1日11時間くらい、スマホに釘付けになってるって事になる。

時間に余裕があるんだろーから、羨ましい限りだね。



僕は相変わらず、食うのと寝る事だけしか楽しみがねー、

ミジンコみたいな生活をしている。

方向はブレまくって、目的地も分からない。

それでも、バイクに乗ってる間はまだマシである。



最近、外の、公共のトイレで待つ事が多い。

ぜってーウンコしながら、スマホかましてやがんだろーなー。

と思うと、この世の全てのスマートな電話を便器に放り込んでやりたい。


とんでもねーよ。

スマホかますどころか、便所の中で弁当食う奴も少なくないそーだ。

1人でいたいんだそーだ。

そんな人達が、手に手を取って、ラブアンドピースを叫ぶもんだから、

こんなに世界は歪んでしまうのよ。



なんでも、愛知の有名なタトゥー屋さんは、未だに携帯電話を持ってないって話を聞いた。

なんちゅー、美しい生き方だろーと思っちまったな。





























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