Jimi Hendrix - Somewhere
でた。1970年に死んだはずのジミーの新譜がまたでやがった。
なんだかなーとか思うんだけど、かっこいいからしょーがねー。
随分、昔の事、
知り合いに 寿(ことぶき)ちゃん って女子がいた。
なんて番組だったか忘れたけど、ある日、寿ちゃんがテレビに出ていた。
寿ちゃん家は中華料理屋で、番組は経営難の店を立て直そう!みたいなヤツだった。
カメラはまず、寿ちゃん家の中華屋の小汚さや、粗や不手際をこれでもか?と映しだし、
こりゃダメだ!と思った頃、店舗コーディネーターがアドバイスを始めた。
更には、寿ちゃんと親父が有名シェフの下で修行をする運びとなり、
有名シェフはビシバシと丁寧かつ情熱的に指導してゆく。
娘に 「ことぶき」 なんて大層な名前をつける位なんだから、
親父だって負けず劣らず情熱的なはずである。
が、親父は2日で修行をバックれた。
カメラは寿ちゃんと共に、逃げた親父を捜索し、
とうとう、小川の向こう岸でボケーっとしている親父を発見した。
寿 「お父さん!何で!?」
親父 「俺は大丈夫だから!」
小川を挟んでいるので当然 大声である。
寿 「何が大丈夫なの!? もー、ちゃんとやってよ!」
親父 「大丈夫だ! ちゃんと店で今まで通り頑張るから!」
寿 「頑張ってないからお店が潰れそうなんじゃん!もー、嫌だよー!」
寿ちゃんは鼻水を垂らして、とてもブサイクな顔で泣いていた。
親父は父親である威厳を示し、胸を張って叫んだ。
親父 「大丈夫だから! お前を応援してるから!」
親父は結局、有名シェフの修行には戻らなかった。
その後、1年も経たず、寿ちゃん家の中華屋はこの世から無くなった。
運命論者は、全ての物事には必然性があるのだと主張する。
あの時、二人の間に小川が流れていた事に意味があったのかどーかは知らないが、
もし、小川が無かったとしたら、寿ちゃんは親父を絞め殺していたかもしれないと言っていた。
なんせ、寿ちゃんは柔道で県大会に出場した程の武闘派だったからね♪