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2013/07/20

Pork Sucks!

















VAI - Down Deep Into The Pain


当時、高校生の僕は、テレビ神奈川のミュートマ・ジャパンで流れたこのビデオにはシビれた。

この、スキンヘッドのボーカルが、全身テラテラでパツパツの服に丸サングラスで、

限りなく卑猥に動くから、ギリギリな感じでヤバかったんだな。


それで、その気になって、丸サングラスを買ったんだけど、

どー思い出しても、ザ・90年代って感じでダサかったな。




















10代の頃、怪我をしたり、事故をしたり、補導、検挙されたり、見知らぬ街でカツアゲされたり、

善からぬ出来事が起こる時は、決まって10月の中盤から11月だって事に気が付いた。


僕は当時から、神も仏も信じていなかったけど、オバケは怖かった。

死んだ人間の無念を思うと、化けて出る事は極自然に思えたからね。


そして僕にまつわる、11月の超常現象は、ご先祖と思われる背後霊の仕業に間違いなかった。

何故だか、1年中、同じスタンスで生活している僕を戒められるのは、11月の頃だけである。


現金主義な浮世で育った僕は、当然、11月の時期だけ品行方正に生活し、

また12月の半ばから、翌年の10月始めまでは欲望のままに過ごした。






あれは確か、10代の終わりの頃の11月だったと思う。

真夜中、ベットの上で人生初の金縛りを体験して、目を閉じたまま、目が覚めた。

体は全身の筋肉がつったみたいにガチガチで、耳はキュイーンとしていた。

僕は4分ほど迷ってから、悪霊に出会える機会はそうそう無いだろう、

ここで見ねーともったいなか。って貧乏心で決心して、くワッっと目を開けた。



段々に見えてきた真っ暗な部屋の天井は少し緑色がかって見えた。

何もいない様に思えたんだけど、視界の右上の辺りに、

自分の体からは少し離れているんだけど、体の一部の様な空間があって、

そこに ひょっとこ みたいに歪めた、初老のじじぃの顔だけが見えた。

じじぃは、苦しいような、悔しいような表情で口を動かした。

声はしなかったけど、「モチにきをつけろ」 と言った。



あれから随分たって、今では、餅なのか、墓地なのか、ポチ(当時の飼い犬)なのか、

土地なのか、町なのか、ムチなのか、はたまた森なのか、海苔なのか、

記憶は曖昧になるばかり、謎は深まるばかりなのである。

いつか、大川隆法にでも会う機会があったら、聞いてみたいものでやんすね。










































oh Sunday Chop Chicken Race





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