ヘアー解禁ニューマスター版
本当は同監督の1991年の「裸のランチ」をお勧めしたいんだけど、あれはビートニク作家のウィリアム・バロウズの物語で50~60年代の話だから、またの機会にするね。
デヴィッド・クローネンバーグは、僕の尊敬する映画監督の1人で、「クラッシュ」は、車事故に性的興奮する変わった人達の話。
映画の題材として性癖モノは結構あるんだけど、僕は 「ネクロマンティック」 って死体愛好家の話を
17歳くらいの頃、夜中に1人で観てしまったので、以来、何を観ても不感症みたいなとこがあるんだけどね。
しかし、90年代は映倫だかの基準が変わったタイミングで、やたらと「ヘアー解禁」ってコピーがあったな。
それまでは陰毛までモザイクがかかってたのが、毛はOKになったって事なんだけど、それを映画のポスターの真ん中に堂々と書くとこが1番エグいよね。
劇中、最もセクシーな事故の例として、ジェームス・ディーン仕様のポルシェ550スパーダーを用意し、ジェームスが死んだ正面衝突事故の再現をしたりしてたよ。
「I love ペッカー」 1998年 監督:ジョン・ウォーターズ
アイ・ラブ・ペッカーは、ジョン・ウォーターズの自伝的な話で、
写真好きの少年が作品や被写体とどう向き合うべきなのか葛藤したりするよ。
主演は、ターミネーター2で大活躍したエドワード・ファーロング。
監督はピンクフラミンゴって、オカマのおっさんが主人公で、
道端に落ちている犬のウンコを食ったりする映画で有名になった人。
「I love ペッカー」は、カメラ愛とか、映画愛とか、変人愛とかが映画から溢れてきて、
どーしょうもなく、ジョン・ウォーターズと言う人を好きになってしまうんだよね。
「ビッグ リボウスキー」 1998年 監督:コーエン・ブラザーズ
ビッグリボウスキーは、同姓同名の大金持ちと間違えられて誘拐事件に巻き込まれたおっさんの話だよ。
ミステリーな感じの作品が多いコーエン作品のコメディ映画で、
ファンキーで、ダサくて、これを初めて観た時は友達と大笑いをした。
金玉を磨くようにボーリングの球を磨くしぐさは
実際にボーリング場で真似したしね
好印象の映画だったので、数年後また観てみると、
不思議とあんまり面白くなかった。本当に不思議だったので、
また数年後に観てみようと思うんだな。
「トリックベイビー」 1999年 監督:マシュー・ブライト
刑務所から脱獄した2人の女の子が、犯罪を重ねながら逃避行する話だよ。
この映画は一般的には評価されなかった映画なんだけど、とても好きなんだ。
DVD化もされなかったし、
悪く言うと、一生懸命作ったB級映画で、なんか情熱を感じるんだよね。
写真手前のマリア・セレドニオの立ち振る舞いが、モデルっぽくてかっこ良い。
僕は、このアーミーファッションを意識して、当時、耳付きの迷彩ニットを買ったしね。
「KIDS」 1995年 監督:ラリー・クラーク
ニューヨークのスケーターキッズのセックスとドラッグまみれの日常を描いた映画で、
当時に観た時は、「へー。」くらいしか思わなかったんだけど、
20代の半ば頃に観返した時は、10代の危うさの様なモノが淡々と描かれていてゾクゾクして面白かったな。
余談だけど、キッズに出演している写真左、プロスケーターのジョン・アブラハムは後にコカインのODで死亡した。
写真右の同じく、Supremeのスケーターのジャスティン・ピアーズは、25歳の時に 「世の中が嫌になった」 って理由で自殺した。
それらの事を想いながら、映画を観ると一層 感慨深い気持ちになっちゃいますね。
この時のクロエ・セヴィニーもそーだけど、ケイト・モスとか、
時々、世界はヘロイン中毒みたいな顔の女にズキュンとするよね?
みなさん、お好きなんですね。
ラリー・クラーク監督、次作の「アナザーデイ・イン・パラダイス」(1998年)も良いよ。
「ジョンズ」 1996年 監督:スコット・シルバー
ジョンズは男娼の少年を主人公にアメリカ社会の底辺の生活の様子を描いているよ。
映画や音楽を探求していくと、やはりゲイカルチャーは避けては通れないのですね。
ザ・男娼の話と言えば、ガス・ヴァン・サントの「マイ・プライベート・アイダホ」が有名だけど、
個人的にはもっとストリートと言うか、俗っぽいこちらの映画の方が好きだな。
「シングルス」 1992年 監督:キャメロン・クロウ
映画としては、ストーリーもどーでもいい感じだし、カットのテンポも悪くてつまらないんだけど、
これぞ90年代って雰囲気でダサくていいんですよ。ブリジット・フォンダはかわいいよ。
シアトルが舞台のこの映画の唯一の見所は、パールジャムや、アリス・イン・チェインズ、
サウンドガーデン、マッドハニー、とか、グランジロックバンドがチラホラ出ているトコだよ。
しかし、サウンドガーデンのクリス・コーネルは男前ですね。
90年代においても、かっこいい人はかっこいいって事が分かって良かったです。
いやー、映画って本当にいいもんですね、
さよなら、さよなら、さよなら、
写真手前のマリア・セレドニオの立ち振る舞いが、モデルっぽくてかっこ良い。
僕は、このアーミーファッションを意識して、当時、耳付きの迷彩ニットを買ったしね。
「KIDS」 1995年 監督:ラリー・クラーク
ニューヨークのスケーターキッズのセックスとドラッグまみれの日常を描いた映画で、
当時に観た時は、「へー。」くらいしか思わなかったんだけど、
20代の半ば頃に観返した時は、10代の危うさの様なモノが淡々と描かれていてゾクゾクして面白かったな。
余談だけど、キッズに出演している写真左、プロスケーターのジョン・アブラハムは後にコカインのODで死亡した。
写真右の同じく、Supremeのスケーターのジャスティン・ピアーズは、25歳の時に 「世の中が嫌になった」 って理由で自殺した。
それらの事を想いながら、映画を観ると一層 感慨深い気持ちになっちゃいますね。
この時のクロエ・セヴィニーもそーだけど、ケイト・モスとか、
時々、世界はヘロイン中毒みたいな顔の女にズキュンとするよね?
みなさん、お好きなんですね。
ラリー・クラーク監督、次作の「アナザーデイ・イン・パラダイス」(1998年)も良いよ。
「ジョンズ」 1996年 監督:スコット・シルバー
ジョンズは男娼の少年を主人公にアメリカ社会の底辺の生活の様子を描いているよ。
映画や音楽を探求していくと、やはりゲイカルチャーは避けては通れないのですね。
ザ・男娼の話と言えば、ガス・ヴァン・サントの「マイ・プライベート・アイダホ」が有名だけど、
個人的にはもっとストリートと言うか、俗っぽいこちらの映画の方が好きだな。
「シングルス」 1992年 監督:キャメロン・クロウ
映画としては、ストーリーもどーでもいい感じだし、カットのテンポも悪くてつまらないんだけど、
これぞ90年代って雰囲気でダサくていいんですよ。ブリジット・フォンダはかわいいよ。
シアトルが舞台のこの映画の唯一の見所は、パールジャムや、アリス・イン・チェインズ、
サウンドガーデン、マッドハニー、とか、グランジロックバンドがチラホラ出ているトコだよ。
しかし、サウンドガーデンのクリス・コーネルは男前ですね。
90年代においても、かっこいい人はかっこいいって事が分かって良かったです。
いやー、映画って本当にいいもんですね、
さよなら、さよなら、さよなら、