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2013/11/17

Agitate Pure Heart













Hootie And The Blowfish - Old Man & Me




あの工場の中も、まー、むさ苦しい男社会で、

当然のように 「飲む!打つ!買う!」 こそがステータスの基準であった。


その頃、僕は21歳。

近藤部長(49歳)と仲良しだった、アオちゃん(51歳)は、

江頭2:50の髪をフサフサにした感じのおっさんで、酷い東北なまりな言葉で僕に言い放った。

「なんだー、林は、おめー、酒飲まねー、ギャンブルしねー、

女いねーで、生きてて何が楽しーんだ!?まだまだ子供だなー、あぁーん?」



多分、おじさん達の目には僕が、とても可哀想に映っていたよーで、

このセリフは、本当にいろんなトコで、いろんな人に言われたなー。




するとある日、風呂場でスベって、蛇口に頭をぶつけて、額にデカい絆創膏を張ったアオちゃんが、

「林よー、お前、今度の土曜日、ランパブ連れてってやろーか!?あぁーん?」

と言いやがった。 ら、ん、ぱ、ぶ、未体験の響きに僕は涙を流しながら力強く頷いた。


それから僕は、金曜日まで小躍りしながら働いて、

土曜日はもー、上の空でソワソワ、キョロキョロして仕事は手に付かず、時が経つのを待った。



あの日も確か11月で、おじさん達はみんな

いつもより小綺麗なコートを着てて、ニヤニヤして歩いた。

ランパブは、貧乏臭いビルの中の、小汚い店の、

ソファに穴の開いた、ランジェリーパブだった。

僕は、乱交パブだと思っていたので、少しがっかりだった。

しかも、そこは、突然ユーロビートが流れて、女達がアホみたいに踊るサービスも無い、

ただただ、下着姿の女と、お話するだけの つまらないトコであった。

僕は若かったので、水着と変わんねーじゃねーかと、

すっかりボッタクられた気分であった。

(今はすっかりおじさんだから、水着が下着に見えるよね。)



近藤部長は、温泉に浸かってるよーなホクホクした顔で、

「えぇ、君は家、厚木なんだ?・・う、薄着なのにねぇー、」

なんて具合で、女と話してた。


アオちゃんは、僕に向いて言った。

「どーだ?林よー、天国だろー!?あぁーん?」

そして、「レイカ」ってお気に入りの女を時々 「レイコッ」 と呼び違いながら、

たまに太ももをサワサワと触っては、「こら、ダメよー、」 と怒られて、嬉しそうに謝っていた。

アオちゃんも、近藤部長も、加藤さんも、もう1人も、独身であった。

レイカは僕と同じ歳くらいに見えた。



僕は、その光景に、30年後の自分の姿を見てしまった様な恐怖を感じて、

恐ろしくて、恐ろしくて、恐ろしくて、悲しくて、恐ろしくて、

遂には飲めない酒をグビグビ飲んで、あの工場の仕事を辞める事にしたんだ。



ランパブの会計の時、近藤部長が、

「おい、みんなで林の分を出してやろうよ。」と言ったら、

アオちゃんだけが、「嫌だよ、勿体ねー、絶対に嫌だ!」

と言って財布をコートに隠した。






Natural Steel Works



滋賀のbsa



ヨシムラさん



静岡のbsa











ZODIAC MC








TRIDE MCs























good night♪




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