オイルタンク!
オイルタンク!
オイルタンク!
オイルタンク!
PUSSY RIOT - Putin Lights Up The Fires
赤羽
二十代も前半の頃、僕は家の近所の東芝の工場でエレベーターを造ってた。
東芝と聞くと、一流企業だけど、工場で働いている人達は下請け会社や、
その更に下請けだったり、下請け会社に来た派遣会社だったりして、
当然、僕も訳の分からない会社に所属し、低賃金で働いていた。
工場の日々は、時々、アホな奴が倉庫で塗装用のシンナーを吸っていたり、
おじさん同士が取っ組み合って闘っていたりする事があったくらいで、
刺激の無い時間が流れまくっていた。
僕は、一番の仲良しだった近藤部長(49歳)と、時々、仕事をサボって、
東芝のデカい工場の中を散歩したりした。
4棟くらい離れた物流部に、東芝のソクラテスと呼ばれる、アベちゃんって人がいた。
アベちゃんは、いい大学の哲学科を出た哲学者だったが、
いつ遊びに行っても、難しい顔で競馬の予想をしていた。
ある時、アベちゃんに、より良い人生を送るには、どーしたらいいか?と聞いたら、
「欲張らず、ズルせず、努力することだねー。」 と言って、また競馬新聞で顔を隠した。
物流部には日系ブラジル人が沢山いた。
僕は、ジョージと、ヒーちゃんと仲良しだった。
僕はジョージに言った。
「オレ、コーヒー嫌いだけど、ブラジル行ってみたいな。」
するとジョージは 「うーん、」 って顔で、
「オレ、ブラジルでゴミ収集の仕事してたけど、仕事中に3回も強盗にあったよ。ブラジル最悪だよ。」
と言って、「でも女は最高。」 と付け加えてニッカニカ笑った。
それから少しして、バタバタと音がして、二人で空を見上げ、ヘリコプターを暫く目で追った。
「いったい、ドコに行くんだろーな。」 と、ジョージが言い、
僕は両手を広げて、体ごとグルグルと回転しながら、「ヘリコプター!」 と言った。
30分経過
triumph
SLAP STICK TATTOO
カワサキ
H2
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JAGUAR タイプE