NYに来てすぐはクイーンズボロの辺りの人の家にお世話になり、
それからハーレム103stのウィークリーアパート、
その後はマンハッタンへの通勤の便を考えてアッパーイーストに部屋を借りた。
アパートを借りた翌月にはコロナが始まり、
アパートは会社名義で借りていたので解約、
会社の寮として借りていたハーレム137stのアパートだけは
1年契約の為解約出来なかったので、次にブルックリンの1人部屋に引っ越すまでの
2020年の3月頃から契約満了の12月末頃まで僕はハーレムに住んだ。
CLEAR SOUL FORCES - Knuckle Up
地下鉄は赤の①ライン
137St City College Station
ハーレムの地名の由来はずばり男の憧れの女に囲まれるあれからだと思っていたけど、
どうやら1600年代に入植して来たオランダ人が付けた
オランダの地名に由来する名前らしい。
ハーレム地区は黒人が多い地域だけど、
イースト側に比べて僕の住んでいたウエスト側の治安はそんなに悪くない。
特にここらには大学があるしね。
コロナで人通りが減ると小銭を集るホームレスの収入も激減したことでしょう。
階段の上からカモを探していますね。
ハーレムに限らずだけど、自転車と犬は置いておくとすぐに盗まれるよ。
僕もこの犬の飼い主が後60秒戻って来なければ、犬を盗んでやるところでした。
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みんな大体、全財産を持ち歩いているよ。
人生って突然やる気が無くなるよね。
3357 Laundry
どこのランドリーでも店内には注意書きみたいなのが幾つかあって、
その1つにスニーカーを洗うなと書いてある。
それはそうだろう。
そしてそんな人いそうだよな。
と思っていたら、ここのランドリーで初めておっちゃんが
大分イメージとは違う感じでスニーカーを洗ってたな。
それはそれは、大事そうに綿棒で擦ったり布で磨いたりして、
たぶん、スニーカーマニアなんだろうな、
2足をランドリーに入れて回している間中、心配そうに中を時々見ていた。
見た感じ、僕のパンツよりもおっちゃんのスニーカーの方がキレイそうだったしね。
ここらもPAWN SHOP（質屋）が多い。
マンハッタンでスリや置き引きで集められた盗品が簡単に現金に換えられる。
朝一から店が開くのを待っているよ。
ダンキンドーナッツの前は雨の日も風の日も、
常にホームレスの憩いの場になっていたよ。
ここら辺はゴミとそうでない物の見分けが難しい。
あ、アメリカのダンプカーや、
トラックもアメ車って感じの面白いデザインだよな、
まさにコンボイって感じで
マフラーの出し方がめちゃくちゃ頭悪そうでイカしています。
僕のイメージでは関西人と黒人はとても似ている。
アフリカンアメリカンの人達の中にはよくしゃべる人が一定数いて、
そいつらは1人でもしゃべってるし、女の子はずっと電話してるし、
1日中公園のベンチに集まってるし、頭で思った事が大体口から出ているし、
目が合うと取り敢えず話しかけて来る。
基本的には人の話は聞かないで、自分の思うままにしゃべる。
凄い奴らだ。
白人のおばあちゃんもよくしゃべる。
白人の奴らは黒人よりも難しい事を言ってくるな。
私はこう思うけどあなたはどう？
へー、とね。
スーパーの中でも、
こっちの歯磨き粉とこの歯磨き粉はどっちがいいと思う？
と、おっさんが聞いて来る。
僕はしょうがなく、また別の歯磨き粉を指さす。
スーパーマーケットの横には空き瓶や空き缶を入れると小銭が貰えるマシンがある。
意外と働き者が多くて、だいたい混んでいる。
日本で生まれ育つと、当然日本を基準として考えて、
昭和、平成、令和と着々とシステムが整っていく日本社会を窮屈に思いながらも、
これが社会のあるべき姿だと感じていた。
ところが思っていたよりも原始的なアメリカが
オンラインショッピングした郵便物は届いたり、届かなかったりするし、
届いても粉々に壊れていたりする。
何故ならアメリカ最大手のUPSの制服を着た配達員が、
まだ違法の頃からweed吸いながら配達をしているのだ。
去年の雪の日に車が突っ込んで倒れた横断歩道の信号は
撤去されてそのまま信号の無い交差点になってるし、
道路には時々マンホールが陥没して、地獄の落とし穴みたいな穴が開いてるし
それも数ヵ月はカラーコーンが突っ込まれたまま放置される
シャワーの水圧が弱いと思ってたら、フロリダは更に水圧が低かったり、
小雨くらいのシャワーだ。
飯の味付けも、大雑把で小学生の男の子の料理のクオリティーで商売が成り立っている。
スーパーで売られている肉はあまり血抜きされていないし、
賞味期限切れの物が陳列されていて、レジでバーコードが通る。
それで本当に先進国であるのか？と疑問を抱くんだけど、
多分、日本が異常なんだと気が付く。
移民国家だからこそ、世界中の文化の平均値があるだけで、
異人種が共存する上での歩み寄りがあったりなかったりして、
なんとなく成り立っている感じに見える。
街は色々な文化圏のスパイスが混じり合ってドブのようだし、
この適当な空気と言うか雰囲気に合う人と合わない人がいるそうだ。
実際には誰がアメリカ人なのかは見分けが難しい。
NYの都市部では特に外国からビザ無しでやってきて住み着く人も多いし、
2018年時の不法移民の人口は約50万人と言われている。
NYCの人達の中にはステータスの無い最低賃金以下で違法に働いてくれる人達が
NYの経済を支えていると本気で思っている人もいる。
差別的に聞こえるかも知れないが、
人を殺しまくったアフリカ人の不法滞在者も結構いると思う。
ビザが無くても、車の免許が取れたりする。
何かの手続きで不可であった場合でも隣のカウンターに並ぶと
すんなりと許可が下りたりする。
これは本当によくある。
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どんなに挙動不審でも薬中でも警察に職務質問されるような光景を殆ど見ない。
昔から、アメリカ映画のワンシーンで、例えば車の中に銃や違法薬物を持っていて、
後ろからパトカーが来て「やべー隠せ隠せ！」みたいな展開があるけど、
日本で見ている時には、酷くちんけな演出だなと思ってた訳だけど、
アメリカにいるとその感覚がなんとなく分かって来る。
マンハッタン以外はパトカーも少ないし、職質される人は相当運が悪いと言えるよ。
店のシャッターが開かない限り、こいつはずっとここで寝ていられる。
多分、警察と移民局は別機関なので、警察は犯罪者ではない限り、
ビザの無い移民を取り締まろうとは思っていないと思うよ。
地下鉄の電車の中で寝てると警察に警棒でつつかれるよ。
感染症予防の為に病院で注射器を配っている。
実際に不法滞在で移民局に追われた事のある人に聞いたら、
移民局から強制帰国を命じられた際には、アメリカ人ではない外国人でも
「それは不服だ」と言って移民局を訴える事が出来るそうで、
そうすると訴訟の多いアメリカでは殺人などの重罪が優先される裁判所事情から
軽犯罪の裁判は後回しにされる為、2年弱ほど待たされる事になったそうで、
その裁判を待つ間はアメリカにいる事も許されるらしい。
その間にステータス問題を解消したり、
他州で心機一転し、今度は自分の本名を捨ててオール偽IDで新生活を始めたり、
諦めて祖国に帰る事も可能なのである。
詰まりは、誰にも大した問題だと思われてないのだと思う。
Let's Dance
コロナ陰謀論はここいらでも論じられていた。
ワクチンは撃つな、コロナ検査の鼻に突っ込まれる綿棒には薬品が付いている、
綿棒を鼻に入れさせるな。とハーレムのおっさんに言われたよ。
日本だとこれぐらいの空き缶を換金すると2～300円くらいだったかな？
みんな家が狭いのか、人がデカいのか、外に出て座る。
大体一日中座っている。
ジャンキーのおばちゃん
歩き方がイケイケですね。
DELIのサンドイッチやハンバーガーは侮れないよ、
マクドナルドよりは間違いなく美味しいトコが多い。
大体ファーストフード店にはウーバーイーツの奴らがいて、
ウーバーイーツが「遅いよ、まだ？」と聞くと
店員が全力で怒鳴り散らすのを見かけるよ。
やっぱり、おばちゃんが1番強そうに見えるな。
ハーレムのイーストの辺りは夜になると黒人の少年が集団でウロウロしているよ。
大抵の場合、これの様なレンガ造りの10階以上の建物で、
所得が低くい人じゃないと住めない、
通称プロジェクトって呼ばれている団地が各地域にあるんだけど、
やっぱりアメリカでも治安を下げる要因は団地の住人が担っているよ。
ハーレムはどこもこの不思議なくすんだ感じがあるよね。
ここはハーレムのアポロシアターもあるメインストリート
125 St
端の方に来ると時代が止まってる感じですね。
くー、いい感じに寂れています。
取り扱ってDVDがほぼ黒人モノですよ。
FDNYはNYの消防署なんだけど、
各地区のシャッターのロゴがみんなオリジナルなのかな？
全然違ってて面白い。
515W Antioch Baptist Church
レストランバーにしか見えないよね。
居ぬき物件か？
Eglise De Died
Church of God
何てことないフォントの教会の看板なんだけど、
この黒いシンプルなドアと一緒だと邪教みたいで魅力的に見えるよな。
スゲーなー。
キリスト教会が一々スタイリッシュなんだよな、
造りは質素なのにね。
ここは、窓を割って侵入されない為の鉄格子のデザインもかっこいい。
Red Cross Salt
隣の塩の傘さす女の子のパッケージもかっこいい◎
映画FAKEでアルパチーノも使ってた◎
その2に続くよ。
