Disclosure, Fatoumata Diawara - Douha
毎年、毎年、今年こそは新しい事を始めようと思うんだけど、
今年も何もしないままに1月が過ぎたよね。
インスタではその日の出来事がストーリーで流れてはすぐに消えるご時世に
このブログはまだ2022年で足踏みをしている。
マイペースもいい加減にしろよなと自分でも時々思う。
中学生の頃にあった都市伝説に
夢日記を毎日つけると
段々と夢と現実の区別がつかなくなってきて頭が狂う
と聞いて本当かなと試してみた事がある
どれくらい続けたか忘れてしまったし
起きた瞬間に忘れる夢も沢山あったが
いつまで経っても狂う気がしなくてやめてしまった
けどもしかしたら既に狂っていたのかもしれないね。
何もしていない時、何も考えていないのかと言えば
そうでもなくて、ふとした時に何の脈絡もなく
誰かを思い出したりする。
7年くらい前の職場に塚本さんって女の子がいた。
26歳くらいだったかな、北海道から上京して来てて
ガリガリに痩せていて、話す時に尖る口がスネ夫みたいだった
生活に余裕は無さそうではあったけど、
東京にキラキラしたモノを感じてたのかいつも明るく振る舞っていた。
母子家庭で家は貧乏だったそうだ
母親は精神を患っているみたいで事ある毎に送金しなくてはいけないと言ってた。
そんな塚本さんにも出会い系アプリで彼氏が出来た
彼氏はイケメンで毎日のように飲み会をして沢山写真を撮り
彼氏の友達にも沢山紹介されて数カ月経った頃
突然に破局して借金が出来たそうだ。
どうやら色男の彼氏は詐欺師で
投資を持ちかけられて金を騙し取られて音信不通になったそうだ
塚本さんはそんな話をいつもの様に明るく元気に話してくれた。
借金が出来たから返さなくてはならないと
塚本さんは夜に掛け持ちバイトとしてキャバクラでバイトを始めた
職場は渋谷だったけど、渋谷や六本木でやる自信がなかったので町田を選んだそうだ。
塚本さんは町田のキャバクラで座った席の客に一生懸命に喋ったそうだ
客を楽しませようと客が黙っていても明るく元気に喋り続けたそうだ
そうしたら突然に客が怒り出して塚本さんは鏡月の空き瓶で頭を殴られたらしい。
間違いなく悪霊が乗ってるから頭に甘い油揚げでも乗せておけよ
と僕がアドバイスしてあげると
頭にガーゼとメロンみたいな白いネットを被った塚本さんと
僕は顔を見合わせて大爆笑したんだ。
程なく塚本さんは退職した。
今もどこかで明るく元気にしているといいな
ヤレヤレのヴィンテージとアンティークまで
お腹がいっぱいになるよ◎