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2023/02/18

Tokyo Love







いくつになっても自分の居場所が見つからない事があるよね

そんな時は場末に行くんだよ。









THE BOOM - TOKYO LOVE









目黒川


ダサいポーズでイェイ


もう既にAK先輩に人語は通じません。




この日場末でAK先輩はずっと眩しそうなこの顔だった。







AK先輩はいつもスナックに行くのを嫌がる。

僕等はそれを無視する。




ほらこっちですよ、早く

とえんちゃんが促します。




だってあそこ面白くないじゃん

とAK先輩は言いますが、

それを僕らは無視します。





奥に座ってるのがこの店のオーナー

AK先輩と同じ齢の54歳

壁一面の昭和の少女アニメのキャラ達を見る限り

センスの良い変態である。

えんちゃんと髪や服のセンスも似ている◎





オーナーが「よっしゃ、俺が盛り上げちゃる」

と言ってスイッチをONにする




スモークマシンで火事みたいになる




満足気である




れいちゃん




この日はご機嫌です。





引き続きのいやいや期です。





でも歌ってくれます。




しっかりご褒美はもらいます。




元は取れましたね。







この店は恵比寿のピーコックの地下にあるよ。




なんと五周年だそうです。

大したもんですね。




れいちゃんは酒が入っていないと別人の様にとても冷たいです。




アルコールは脳の水分をカラカラに吸収して脳細胞を破壊しまくって

忘却を促進し快楽を演出します。

最早、漢字もちゃんと書けません。




アルコール

よくぞこんなモノを合法にしてますね。

政府は何を考えているのでしょうか?

まともは判断とは思えません。




OSくん、目隠しが人妻ヘルスの写真みたいじゃないか

この店のスタッフでもないのに何を隠しているんだ?




AK先輩迄つられているぞ。




「お客様、当店はそのようなサービスをするお店ではございません」

と今にも罰金100万円を徴収されそうな程に隣でいちゃつき始めたので、

えんちゃんは熱くなる股間を冷やす為にワザと焼酎をズボンにこぼします。




そして、しょうがないから歌います。




突然AK先輩が「わー!」と叫んでテンションがブチ上がります。

何切っ掛けかは全くわかりません。

まるでフラッシュバックのように

突然盛り上がるタイプなのです。




下あごを突き出したこの顔、

そして、一言も話した事の無い、

見ず知らずの男性客に抱き着いて腰をぶんぶん振ります。

それを見て、えんちゃんが

「こいつはもうダメだ!こんな社長じゃ会社はもうダメだー!」

と叫ぶのです。




僕はこの店で、そのやり取りを少なくとも2度見ている。

それで、なんとなく”この店”は面白いなーと思っていたのだけど、

違うなそれは誤解だった。

面白いのはあの店じゃなくてAK先輩なんだな。




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